受験に効く! 本質をつかむ勉強法 第2回 全体を見切れ! 物理編

受験に効く! 本質をつかむ勉強法 第2回 全体を見切れ! 物理編

第2回 全体を見切れ! 物理編

 

みなさん、こんにちは。栄光義塾の教務・咲良です。

今回は、前回のつづきで、全体を見切る勉強法についてお話ししたいと思います。

 

一応、物理を例にお話しして行きますが、これはすべての科目について言えることなので、応用してみてください。

 

では本題に入ります。

 

前回の記事で私は、高2の夏休みに物理の力学を勉強していて、ふとした瞬間、「物理(力学)ならどんな問題でも解けるかも!」と感じたと言いました。それで、その時、「全体像を見切ったら、無敵!」だと気づいた、と。

 

物理の勉強は、普通は、「物体の運動」から始まって、そのあと(若干順番が前後することもあると思いますが)「力」「力学的エネルギー」「運動量」「円運動」「単振動」「万有引力」という感じで進んでいきますよね。

 

それでだいたい、運動量と力学的エネルギーのあたりで難しくなってきて、でも何とか乗り切って、円運動や単振動で、サインとか角速度とかが出てきてお手上げになる。

 

僕も最初は、そんな感じでした。

中間期末テストは、適当に公式を当てはめてとりあえず解ければいいか、みたいな感じで、なんとか乗り切っていました。

 

でも、それだと、覚えなければならない公式が増えてくると、「もう覚えきれない!」となったり、どの単元の問題か分からない実力テストでは、どれを当てはめたらいいか分からなくなってしまったり、そんな状態になります。

 

私も例外なくそうでした。

 

でも、高2の夏休みに力学を復習していたら、式とグラフを結びつけたらすっきりと理解できたり、公式から次の公式が導けるからそもそも覚えなくていいと思ったり、ある現象とある現象が似ているから公式も同じ形だから覚えやすいかったり、そういったことにだんだんと気づいてきた。

 

そうしたら、単元ごとにぶつ切りだった知識が一連のひとつの完結した物語のように見えてきて、まるで『桃太郎』の物語のあらすじを言えるのと同じ感じで、力学の全て(と言っても高校の範囲の話ですが)を何も見ないで暗唱できるようになったのです。

 

こんな感じで全体を見切ることが出来たら、無敵になりますよ。

 

確かに、これを実現するのは簡単なんことではなくて、絶対的な勉強量は必要です。

ですが皆さん、今、一つ一つの知識をバラバラに覚えてしまっていませんか?

 

というわけで、大切なことなのでもう一度言います。

「常に全体像を意識して勉強しよう!」

 

ではまた、次回。

 

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