受験に効く! 本質をつかむ勉強法 第11回 テストの見直しですべきこと(おもに数学)

受験に効く! 本質をつかむ勉強法 第11回 テストの見直しですべきこと(おもに数学)

第11回 テストの見直しですべきこと(主に数学)

 

みなさん、こんにちは。栄光義塾の教務・咲良です。

先日、河合塾の全統共通テスト模試が実施されましたが、皆さんはいかかでしたか?

 

上手くいった人もいれば、思ったほどうまくいかなかった人もいたと思います。

 

それで、特に上手くいかなかった人に言いたい。

 

受験勉強頑張っているのに何で結果が出ないんだ! もうダメかも…。

なんて、思っていないですか?

 

そう思うのは、1日だけ、1時間だけにしてください。

すぐに気持ちを切り替えて、今回の失敗をこれからの勉強に最大限に活かしていきましょう。

 

今回は、そのためにやるべきことをお話したいと思います。

 

テスト(模試でも定期テストでも)を受けたとき、皆さんはどのように見直していますか?

 

多くの人は、配られた「解答・解説」を熟読し、自分の間違えたところをチェックすることと思います。

が、それで終わってしまっては、とてももったいない、と思います。

 

私自身は、テストが終わった日、持って帰ってきた問題を、答え(解説)を見る前に解きなおしていました。

制限時間に間に合わなかった問題や、焦って雑に解いてしまった問題、あるいは、何とか間に合ったけれど不安の残る問題など、ひとまず制限時間は考えずに解きなおしていました。

この時期(5月)は、まだまだテストの制限時間なんて気にしなくても大丈夫だからです。

 

それよりも、そもそもその問題が「解ける問題」なのか「解けない問題」なのかをはっきりさせた方がいいのです。

 

とはいえ、数学だったら、何十分も悩む必要はなくて、5分考えて解けない問題は「解けない問題」に分類するくらいの感覚でいいし、英語だったら、語彙力のせいで分からない場合は、すぐに辞書を引きます。それでも分からない場合は、全訳の該当箇所だけを見る。で、なんでそういう意味になるのか本文に戻って確認するといった感じで、とりあえず、解きなおしをしたうえで、「解答・解説」を見るのです。

 

そして、英語だったら、知らない単語・熟語をすべて覚えたり、自分で全訳できるまで何度も本文を読んだり、数学だったら、解答を確認した上で、もう一度解きなおすとか、その問題から100%吸収しつくしたと思えるくらい徹底的に見直しをしていました。

 

そして、ここからが本番なのですが、特に数学ついては、どうしたら自力で解答にあるような解き方を思いつけるのだろうかと、分析する必要があります。

問題文にヒントがあるはずなのに自力では解法を思いつけなかったのですから、もう一度、問題文を読み直して、どこにヒントがあったのか、問題文の特徴を探るのです。

 

このようにテストをフル活用すれば、次の日からの勉強の仕方が変わると思います。

問題文をより慎重に読むようになるし、解答だけでなく、考え方の欄がいかに重要かにも気づけるはずです。

 

これを繰り返していけば、おのずと勉強法は磨かれていくでしょう。

 

ではまた、次回。

 

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