受験に効く! 本質をつかむ勉強法 第12回 英単語や漢字を〇〇回書いても…
第12回 英単語や漢字を〇〇回書いても…
みなさん、こんにちは。栄光義塾の教務・咲良です。
今回は、主に小学生や中学生にありがちな、誤った勉強法についてお話したいと思います。
学校の宿題で、新出単語をノートに何度も書いて練習しましょうとか、漢字ノートを作って10回ずつ書いてきましょうとか、そういう宿題を、皆さんも(いやいや)やったことありますよね。
でもこれって、おかしくないですか?
覚えることが目的なのであれば、何回書くかや何行書くかは、どうでもいいことですよね。
1回で覚えたならそれでいいし、10回書いても覚えられないなら、もっと練習しないといけない。
そもそも、何度も連続して書くことは効果的な勉強法とはいえないけれど…。
とは言っても、学校の先生がこれを宿題として生徒に課すことに、私は反対しません。
宿題として、やるべきことが分かりやすく、誰でも取り組むことができるからです。
そこで、生徒の側である皆さんは、この課題を身になる勉強に変える工夫をしてほしいと思います。
例えば、繰り返し書くにしても、常に前に書いた単語や漢字を見えないように隠しながら練習するとか、同じ単語や漢字を連続して書くのではなく、いくつかの単語や漢字を横断するように練習するとか。
一言でいうならば、常にテストを受けるような感じになるように工夫するのです。
そうすれば、思考停止に陥りがちな単純作業が、一気に効果的な勉強法に様変わりします。
ちなみに、この勉強法は「テスト効果」といって、科学的にも有効性は示されています。
宿題として出されたものは、嫌でもやらないといけないわけだから、せっかくやるなら、有効活用した方がいいですよね。
皆さんも、ぜひ工夫してみてください。
ではまた、次回。
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